Senseair Sunrise
- 革新的なLED光源採用
- 超低消費電力
- 高精度、高耐環境性
- 完全自動化量産
- 自動自己補正機能
LEDはCO₂センサに待ち望まれていたテクノロジーです。今日、このLEDテクノロジーの導入により、より持続性のあるセンサパフォーマンスを実現しました。
高精度、ローコストでありながら、超低消費電力のセンサの登場です。センスエアSUNRISE™は新世代、ソリッドステート光学系センサです。
センスエア社が提案するオプション:
センサコア(センサモジュール)
センサオンボード(センサ搭載PCB)
センサインケース(筐体入り完成品)
SUNRISE™は校正済みで、すぐにホスト機器(基板)に実装できるセンサコア(モジュール)として供給されますが、より利点のある他の2通りのパッケージ、センサオンボード、センサインケースでも供給可能です。名前の示す通り、センサモジュールを基板に実装した状態で(センサオンボード)、あるいはモジュール実装基板を筐体に収めた完成品(センサインケース)での供給が可能です。これらの利点は、センサモジュールの基板実装後に校正が行われること、また、センスエアによる保証期間が延長されることです。さらに、センサの機能に関わる他の要素(空気流など)も最適化されるよう、センスエアが責任を持って設計を行います。
次世代LEDテクノロジーによってSUNRISE™は超低消費電力を実現しました。消費電力は従来の低消費電力NDIRセンサの5分の1の低さで、平均消費電流は34μAです。
ランプ等に代わるソリッドステート光学系により、SUNRISE™は極めて丈夫で、振動に対する優れた耐性をもっています。厳しい環境や爆発リスクのあるアプリケーションにおいても、このソリッドステートデザインが優位性を発揮します。
SUNRISE™は生産プロセスの最適化も考慮して設計されています。その結果、人手による生産プロセスを介在させることなく、センサの生産は完全自動化され、センサの校正は四つのステップで行われます。
センスエアSUNRISE™は、内蔵された自己補正機能ABCアルゴリズムにより、センサの設置後はメンテナンスを行うことなく、15年超の期間精度を維持します。センスエアはこのABC(自動ベースライン補正)を30年にわたって有効に使用しています。ABC機能を備えた約600万個のセンサがミリ秒ごとに測定データを供給し、7日毎に自己補正を行います。ワイヤレスアプリケーションでは、設置後、自律的に動作する、信頼性の高いセンサが特に重要です。
一般的に、全ての電子的なセンサにおいては、費やされる電力と測定分解能には基本的な関係があります。より多くの電力を費やせばより正確な測定値が得られます。従って、低消費電力センサを使って高分解能測定を得ることは大きなチャレンジでした。センスエアSUNRISE™は、高い精度を維持しながら真に電力を節約できる、LEDテクノロジーを採用した最初のNDIRセンサです。SUNRISE™の精度(CO₂)は±30ppm±3%rdg.(読み値)です。
対象ガス | CO₂(二酸化炭素) |
動作原理 | NDIR(非分散型赤外線吸収法)方式 |
測定範囲(CO₂) | 400~5000ppm(拡張範囲~10000ppmまで) |
精度(CO₂) | ±30ppm±3%rdg※1・2(拡張範囲±10%rdg) |
平均消費電流 | 34μA※3 |
ピーク電流 | <125mA |
測定インターバル | ホスト機器側にて調整 |
電源供給 | 3.05~5.5V※4 |
外形寸法 | 33.5×19.7×11.5mm |
重量 | 約5g |
メンテナンスインターバル | メンテナンスフリー※5 |
期待寿命 | >15年 |
動作範囲 | 0~50℃、0~85%RH(結露なきこと) |
保存温度 | -40℃~70℃ |
シリアル通信 | UART、I²C |
※1:仕様は、15~35℃、0~80%RH、3回のABC演算期間(8日間/期間)の後(各期間は演算制御バイトで設定されたABCコマンドによる)のデフォルトの測定設定の定義です。
※2:仕様は混合校正ガスの不確かさ(±1%)に基づきます。
※3:測定インターバル16秒
※4:サージ、逆接に対しては非保護
※5:通常の屋内環境下ではセンスエアABC自動校正機能を使用することによりメンテナンスフリー
型番 | 製品名 | 特長 |
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006-0-0008 | Senseair Sunrise | 低消費電力センサ |
■Sunrise HVAC Product Specification PSP12440(英語) ※日本語版は下のフォームからご請求ください