住宅や商業施設、公官庁建物は私たちが多くの時間を過ごす生態環境になりつつあります。私たちは生活や食事、活動、仕事をほとんど室内で行います。
私たちは、高濃度になると危険で、私たちの生産性レベルや意思決定行為に悪影響を与える二酸化炭素(CO₂)を吐き出すため、良好な換気が必要になります。
かつて私たちは自然通気の、あるいは日射で暖められるあまり快適ではない建物で生活や仕事をしていました。エネルギー危機によって、暖房費のコストに敏感になり、壁や窓、ドアの気密性を高めるようになりました。このことは一方で、湿気やシックハウス症候群、空気質の劣化などの新しい問題を引き起こしました。私たちは良好な空気と安全で快適な環境を必要とするため、次のステップは制御された換気でした。
混み合った部屋で必要とされる換気量を計算する場合、一人当たりの必要量から始めます。正常な量を10リットル/秒として、必要な換気量は滞留者の数にそれぞれの国で要求される最小レート(7リットル/秒?)を乗じて得られます。
しかしながら、例えば裁判所や店舗、映画館などではどう考えれば良いでしょう?もし滞留者全員の最大換気量を計算すると、その空間が空の場合、私たちはエネルギーを無駄に消費してしまうことになります。
そこで、もし私たちがCO₂濃度を測定するセンサを採用すると、私たちや機械が吐き出すガスに対して必要となる空気の量を制御することが可能になります。ピトー管(空気流で速度を測定するものと同じピトー管)を用いて供給される空気量を測定することができます。
ファンが空気チャンネル内に圧力を発生させ(10Pa)、センサがダンパーを制御します。
但し、システムの頭脳はセンサではありません。センスエアのOEMクライアントは、システムを信頼できる、アプリケーションに適したものにするため、対数と他の制御の機能を採用しています。
約5000ppm以上で危険となるCO₂濃度のみが空気質に関わるものではありませんが、リサーチ**はCO₂濃度による適切な空気流測定が他の問題も取り除くことを示しています。
**Association of Ventilation Rates and CO₂ Concentrations with Health and Other Responses in Commercial and Institution Buildings
OA. SEPPA NEW1, W. J. FISK2* AND M. J. MENDELL3