プラチナEQCの主な利点:
- 製品保存中の安定性の向上
- 金メッキと比較してより少ない経年変化
- アプリケーション分野の拡張
- 環境負荷の低減
- 金メッキに優るセンサの耐環境性(IR信号の減衰により検証)
プラチナEQCを採用する理由
センスエア社では、CO₂センサの高精度、高安定性、高耐環境性、小サイズなどの複合的な要求を満足できるOBA(光学導波・測定セル)のコーティング方法について研究を重ねた結果、2010年に、“プラチナEQC”と名付けられた革新的な“アルミ多層鏡面コーティング”を開発し、CO₂センサモジュールは順次、従来の金メッキからこの“プラチナEQC”に切替えられています。従来の金メッキコーティングに優るプラチナEQCの持つ特性は、例えば、以下のようなアプリケーションにおけるCO₂センサの適応性を高めています:
- 屋内プール施設
- ビニールハウス
- インキュベータ
- その他比較的汚染度の高い環境
右側の青色で示された新しいプラチナEQCは、IR信号減衰の測定において、腐食性ガステスト、耐環境テストの何れにおいても、金メッキよりも優れた耐性をもっています。
テスト期間およびガス濃度は、スウェーデンのリミット値に比較して、アンモニアで290日間、過酸化水素で37年間、オゾンで104日間の暴露に相当します。
プラチナEQCのテスト
- 加速環境試験:温度、湿度サイクル試験
- 熱衝撃試験
- 腐食性ガス(汚染空気)暴露加速度試験
- 接着特性およびコーティング硬さ
- 顕微鏡検査、走査型電子顕微鏡を含む
- 赤外線分光
- アルカリおよび酸試験
- 乾燥ゼロガスでのIR信号測定
- 耐塵試験
- 噴霧化学暴露試験